日本は、森林が国土の70%を占めるにも関わらず、その手入れが十分に行われず、災害防止など国土保全の観点で社会課題になっています。
国内の人工林の内、樹齢50年以上の人工林が半数を占めており、積極的な国産木材の利用、再生産、適正管理の循環が求められています。
また、国産木材のうち、使い道のない未利用木材の活用が課題になっています。未利用木材とは林地で発生する製材に適さない間伐材や主伐残材などで、収集・輸送コストがネックとなり60%以上が林地に放置されています。
この国産未利用木材を木粉に加工し、新たなマテリアル利用をすることで、森林資源の価値向上に貢献できると考えました。
木材の特徴である吸湿性、放湿性だけでなく、
触れた時に温かみや香りを感じられるテキスタイルです。
MOC-TEXは、国産未利用木材をアップサイクルしたテキスタイルです。
バイオマス度が高く(植物性バイオマス度約80%)、
資源循環やカーボンニュートラルの実現に貢献します。
国産木材を使用し、地域材の活用促進や
付加価値向上に貢献します。